SORACOM Arc と Raspberry Pi Compute Module 4 の可能性
SORACOM Discovery 2021 Online "STARTLINE" の DAY 2 基調講演で発表となった、"A" で始まる新サービス "SORACOM Arc"。
Air SIM がなくても SORACOM のプラットフォームに接続できて様々なサービスを利用できるとあって、話題になっていますね。
で、気になるのがサポートデバイス。
以下のプラットフォームをサポートします。
Ubuntu 20.04.2 LTS
Linux arm (Raspberry Pi 32-bit)
Raspberry Pi OS 2021-05-07 Ubuntu 20.04.2 LTS
お、Raspberry Pi OS サポートするんだ、と確認してふと思ったのが、Raspberry Pi Compute Module 4 を搭載したデバイスやキャリアボード。
Compute Module 4 自体は未だ技適通っていないみたいなので、基本は Wi-Fi/Bluetooth なしのモデルしか選べない。なので Ethernet コネクタがついているものが日本国内で使える。
ということでちょっとリストアップ。
Compute Module 4 対応製品あれやこれや
Raspberry Pi / Raspberry Pi Compute Module 4 IO Board
オフィシャルボード。日本国内にもけっこう流通している。
Seeed / reTerminal
巷で話題のタッチパネル搭載ターミナル。
最初 SORACOM Air を USB ドングルで接続するのか?と思ったけど、 SORACOM Arc のおかげで有線接続でも逝ける。
Seeed / PIzza Raspberry Pi CM4 Micro Server
こちらはディスプレイなどなくマイクロサーバー用途の製品。
IoT ゲートウェイ的な使い方?
Seeed / Dual Gigabit Ethernet Carrier Board for Raspberry Pi Compute Module 4
シンプルに、 Ethernet コネクタ2つのキャリアボード。
2口あるのでインターネットゲートウェイ的な使い方ができるのかも?
StereoPi / StereoPi v2
ステレオカメラ搭載のキャリアボード。
3D用のステレオ撮影ができるので、遠隔地に設置したこのハードを経由して立体視で確認できるようになるかも。
・・・そうなったら SORACOM Lagoon に VR 表示モードとかほしくなるよね?(ならない?
DFRobot / Raspberry Pi Compute Module 4 IoT Router Carrier Board Mini
Seeed の Dual Gigabit Ethernet Carrier Board とおんなじっぽく見えるけど、若干小さいみたい。
海外のブログ記事に製品比較が掲載されているけど、 DBRobot の方が速度、消費電力ともに優秀らしい。
どうやら NIC の接続が DFRobot の方は SoC 直結の PCI-Express x1 接続で、 Seeed の方は USB 3.0 コントローラー経由しているからとかなんとか。
Plus, with the freedom to access the Pi's x1 PCI Express lane directly, DFRobot's board attaches the second Gigabit NIC directly to the bus, instead of through a USB 3.0 controller, like Seeed Studios did. Look at the benchmarks further down this post to see what kind of difference that architecture shift made.
ということで
DFRobot のキャリアボードをポチりました(おい
Raspberry Pi Compute Module 4 IoT Router Carrier Board Mini | The Pi Hut
まあ今月は2大セールで散財気味なので送料ケチってまったりやってくるはず。
届いたらタイトル通り SORACOM Arc と Raspberry Pi Compute Module 4 の可能性を探求してみたいですねー(仕事落ち着ているかな・・・